アンジーのケセラセラ記ログ

素敵な街や一期一会を振り返ります!

信じられない司法制度(2000年悪質な交通事故の顛末)

唐突ですが人を殺したら、刑務所?死刑?になると思って、多くの人はまっとうに生きていると思います。私も30歳までそう思って生きてきました。


驚くことに、当時(2000年)、交通事故はほとんどが不起訴で、「刑務所に行くなんてよっぽどのことです」と検察から聞かされました。また、どんな悪質な事故でさえ、業務上過失致死だったのです。
業務上?よくわかりませんよね。

休日に友人の家で飲んで騒いで、車で帰る途中に、赤信号で交差点に入り、人を跳ね飛ばして、助けもせず、逃げて、隠れて捕まった人の量刑が業務上過失致死で懲役1年半(模範囚だと半年ぐらいで出れる)の判決だったのです。

その立場になってみないと本当に判らないことだらけですが、なんの過失もない罪のない最愛の人を殺されて、この量刑(交通刑務所で懲役1年半)が妥当だと思う人がいるのでしょうか?

私も、もちろん納得がいかず、検察庁にも行き、担当検事に尋ねましたが、今までの判例に準じたもので、従来の判例(判例法主義)に準じているとしか言えないと相手にされずでした。

これでは旦那さんはまったくの犬死になってしまいます。過去に遡り、同じような事故で亡くなった家族はこんな量刑に泣き寝入りするしかなかったのでしょうか。私も泣き寝入りでしょうか。

ちなみに21年、私は犯人の顔を見たことがありません。裁判では裁判長に顔を向けて、私には後姿のみ。謝罪もなく、今、街ですれ違ってもお互い判らないのです。


当時小学1年だった長男が実家の襖に描いた言葉。多分「母さんも辛いけど頑張って」だと。これを見つけた時、正気に戻れました。長男いわく、「一番辛いのはパパだから。」

今でも泣いちゃうんです。この言葉を思い出すと。

6年前実家を建て直すとき写真に撮っておきました。今でも私の大切なワードとなっています。


明日続きます。