京都嵐山で5爪の龍に睨まれる
トロッコ嵐山駅下車。
よく見ると、後ろの車両はトンネルの中。
駅前の御髪神社の前にある小倉池では、蓮の花が見頃を迎えていました。
少し行くと、竹林の小径。
安定の美しさです。
竹林を通り抜けたところにある天龍寺。
世界遺産に登録され、夢窓疎石の庭として知られる曹源池庭園が有名です。
また1997年に法堂の天井に天龍寺開山夢窓国師650年遠諱記念事業として加山又造画伯により「雲龍図」が描かれ、天龍寺の新しいシンボルとしています。http://www.tenryuji.com/unryuzu/index.html
古来より、龍は仏法を守護する象徴とされ、「仏法の教えを降らす」という意味を込めて、住職が説法を説く法堂の天井には、龍を描く習わしがあるとのこと。
龍は水の神ともいわれることから、火災から法堂を守る役割も果たしているらしいです。
この龍は中国の皇帝にのみ許された「五爪の龍」で、昔の中国においては龍の爪の数が階級を象徴しているらしく、この当時における四爪は貴族などで、庶民は3本が主流とのこと。
この雲龍図は杉板159枚を張り合わせ、白土を塗った上に直接墨色で描かれた大きさ。
直径9mの二重円相内に描かれた龍は、どこから見ても睨まれているように見えることから、「八方睨みの龍」とよばれています。
確かにどこから見ても睨まれているようで迫力満点💯。
参拝できるのは、土日祝と、春・お盆・秋の特別公開のみらしいです。
写真撮影は禁止なので、パンフレットより。
続く。
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